こんにちは。バーテンダーのtakumiです。
恋愛や婚活において、女性が新しい男性と出会ったときにはじめにアリナシを判断するポイントになるのが「その男性は奢ってくれる人なのか」という点。
一昔前は「デートして男性が奢らないのはあり得ない」という価値観が強かったと思いますが、最近では必ずしもそうとも言えなくなってきました。
とはいえ奢らない男が増えてきた一方でそれを許せないという女性の意見も多くみられますよね。
女性のお客様
takumi
本記事では不毛のように思える議論を男女両方の立場から改めて考え直し、皆さんにも改めて自分なりの考えを整理していただければと思います。
目次
奢らない男性の考えとは?

近年急増しているとも言われている「奢らない男」。
takumi
本来男らしさのアピールのシーンでもある支払いにおいて、彼らはどんな考えを持っているのでしょうか。
まずは男性側の意見を聞いてみましょう。
takumi
昔とは価値観が変わってきたから
「男が奢るのは当たり前」だったのは今や昔の話。
最近では女性の社会進出も進み産休や育休前の状態では給与水準にもさほど差がないことも多いです。
takumi
そのため無理に男性がすべてを奢るのではなく、経済状況を考えて割り勘にしたり女性側も少し負担するのが妥当という価値観も増えてきています。
奢らない男はやめておけ…
— 徒然 (@wanwanlove300) August 27, 2020
『奢る』事が『良し』とされてたのは昔(昭和)のお話だと思ってたけどw
我が家の子供たち世代では
男女の差別?にとても敏感で
何事も対等でいたいらしく
『割り勘が一番』と思ってる
アッシー、メッシーなんて言ってた時代の私とは感覚違っててww
世代の差を感じる🤣🤣
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お互いの経済力や歳の差などなにもよるのかもしれませんが、今後このような価値観はますます優勢になるかもしれません。
奢るほどの価値を見出していない
付き合っているならまだしも、まだ関係があいまいな状態では奢りたくないという考えの男性もいます。
男女のデート食事代金奢り論争について
— ペディグリーチャム (@yaguchigree2nd) August 24, 2020
女は奢らない男をケチくさいと言うが奢ってもらえないほど価値が低いと思われてるとは考えないのか。
どんな時でも奢らない割り勘男は女性が身嗜みにどれだけお金をかけているか考えないのか、器が狭いんじゃないか。
男性側としてもただただお金を払うだけのデートはしたくないのが本音でしょう。
そのデートを心から楽しんだり次につなげたいと考えているのであれば奢りたいと思うかもしれません。
しかし、逆につまらないと感じたら奢りたくないというのも男性の心理としてはあるかもしれませんよね。
女性は奢ってほしいのが本音

割り勘派の男性も増えてきているなか、それでも女性はやはり奢られたいのが本音ではないかと筆者は考えています。
特にそれが本命の男性ならなおさら。
理由は簡単で、デート代を出してくれるというのは好きな人が自分にどれだけ投資してくれるのかを測るのにおいて分かりやすい指標の一つだから。
「自分のことが好きなら投資してくれる」という想いが根底にはあると思うので、好きな男性には奢ってほしいと考えるのではないでしょうか。
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そんななかで現実問題としてお相手ばかりに負担させることを気にかけたり、男性に一方的に奢られることに違和感を覚えた女性は割り勘派になるわけです。
奢る奢らない論争はどこへ行きつくのか

奢らない男はありえない?
奢ってもらって当然は間違ってる?
これらの奢る奢らない論争は結局のところ捉える人やその捉え方によって意味合いが変わってきてしまいます。
まず大前提として言えることは、奢るも奢らないも当人同士の自由であって他人がとやかく言う事ではないということ。
当人たちが納得してその関係になっているのであればどちらも正解ということになります。
takumi
こうした前提を踏まえた上でそれぞれの立場で奢ることについて考えてみましょう。
男性の立場ではみた場合
男性の立場からこの問題を見た場合、まず男性が”奢る”という行為によってカッコがつく、見栄を張れると考えているかどうかが第一のポイントです。
一般的に男性が女性に奢るのは自身の男性性を示すためです。
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いっぽうで、さきほども少し触れたように特に最近の若い男性は”奢る”という行為自体に特別カッコよさを感じない人も多いです。
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このような価値観で見た場合、女性に対して無理に奢ろうといういう考えが浮かばないこともありえるのです。
女性の立場からみた場合
女性の立場から見た場合、男性から奢られるという行為は少なからず女性として認められる・女性として扱われるという意味合いを含んできます。
ですから意中の相手から奢られるというのは基本的に喜ぶべきことです。
いっぽうで女性としての自分を大切にしつつも、あくまで男性と対等でありたいという考えを持つ人もいることでしょう。
こうした価値観からすると、少なくとも同じ立場の男性から一方的に奢られ続けるというのはたとえ恋人であっても気が引けるという方がいるのもうなずけます。
takumi
それぞれの立場から考えてみる
このように両者の立場からみてみると、お互いに奢る派/奢られる派の考え方が存在しうるという結論になります。
そして奢ることに対する価値観は個々人の性への考え方にも根深く結び付いていて、これはもはや宗教のようなものです。
takumi
だから奢り奢られについても考え方の合わない人とは無理してお付き合いしない方がいいのです。
takumi
デート代を奢られたい女性陣は、割り勘派の男からは見向きもされないわけで、
— E子 (@escape_no_e_yo) January 14, 2019
それぞれ主張がはっきりしてる分、ちゃんとその主義主張に合う異性にターゲットが絞られるのだから、なんの問題もない。
割り勘派は割り勘派の人と、奢る派は奢られる派とそれぞれ出会って付き合えばそれでいいのです。
女性のお客様
ミスマッチが論争を泥沼化させている
奢りたい派の男性、割り勘派の男性は現代においてそれぞれ一定数は存在しています。
それなのにこの論争がたびたび話題に上がるのは、奢りたい男性と奢られたくない女性、割り勘派の男性と奢ってもらいたい女性のミスマッチが多いからです。
男性からしても無意識に自分と異なる価値観の女性に惹かれている部分はあるのかもしれませんね。
takumi
奢り奢られは心のやり取り

奢る奢らないは本人たちの自由です。
さらに言えば、この問題は根底では経済観やジェンダー的な価値観にもつながってきます。
ですから、奢り奢られの意見が一致しない異性とはうまくいかないというのもあながち間違いではありません。
とはいえお互いに忘れてはならないのは、奢る/奢らない問題の本質は相手の気持ちを可視化する点にあるということ。
奢る派の人は男性からすればよく見られたいという想いに加えて女性への敬意や気遣いが含まれていますし、女性からすれば自分に対する気概に加えて逆に男性に感謝を感じる瞬間でもあります。
いっぽうで奢らない派にも「お互いが平等でいる」「お互いに助け合う」という思いやりが存在しています。
いずれにしろ経済的な負担・・・つまりお金を通してお互いの気持ちを確かめ合う要素として機能しているわけです。
手取り1●万の彼氏、どこ行っても必ず奢ろうとしてくれて、私が慌てて「いや出す!出させて!昨日も奢って貰ったし、ここのランチ代くらい私が!!」とか言いながらいつも伝票奪い合ってる。
— 京大生ホステス🌽灯諸こしき (@toumorokoshiki) September 15, 2020
彼の収入は低いけど、お金の払い方は男前ですごく好き。
収入の額よりも、こっちの方が重要だと私は思う。
少ない手取りで「男として奢りたい」という信念を貫く彼も素敵だけど、それに対してしっかりと感謝をしている女性も素敵ですよね。お二人とも心のやり取りができてる
— takumi@魂を癒すバーテンダー (@counterserenade) September 15, 2020
それができないと、男性は「少ない給料で奢ってやってる」と高圧的になるし、女性は「給料少なきゃ意味ない」って考えちゃうんだろう https://t.co/EBBfXY8fiD
takumi
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奢らない男はありえない?のまとめ
奢るにしろ奢らないにしろ、その行為だけでお相手の気持ちを明確にすることなんでできません。
お金だけを負担することは気持ちがなくても誰にでもできます。
takumi
どちらにせよ2人の関係性のなかに居心地の良さがなければその関係は長続きしないでしょう。
奢らない主義の男性も決して女性のことをないがしろにしているわけではありません。
奢らない=ありえないとバッサリ切り捨てるのではなく、相手がどうして奢らないという選択をしているのか。
その背景にも少しだけ考えを及ばせてみると、ただケチなだけなのか経済的な事情なのか、それとも女性へのある種の気遣いなのかが見えてきます。
takumi
奢る/奢らないという表面上の問題だけでなくぜひその内面にも目を向けることで、次にこの問題に向き合ったときによりよい選択をして欲しいなと思います。
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