こんにちは。バーテンダーのtakumiです。
皆さんは恋をして嫉妬という感情に苦しめられたことはありますか?
takumi
おそらく恋愛を経験した人のなかに「嫉妬したことがない」という人はいないんじゃないかなと筆者は考えています。
「嫉妬するのが辛くて」という悩みを抱えている方も多いのですが、まず「嫉妬とはするのが当たり前のものなのだ」と認識することが苦しみを減らす一歩。
そのうえでどのように嫉妬と向き合っていくのか。
そのあたりの考え方を進めていくことで嫉妬に悩まされることも少なくなるはずです。
takumi
目次
嫉妬の正体とは?

そもそも嫉妬とはなんなのでしょうか。
wikipediaによれば嫉妬とは「三者関係において、自分自身が愛する人が、別の人に心を寄せることを怖れ、その人をねたみ憎む感情」とあります。
自分の好きな人が自分以外の誰かに対して興味を抱いたり、思いをはせていたり、ましてや親愛の想いを感じている。
そんな状況に対して身悶え、苦しみ、そして思いを寄せた相手や好きな人自身に対して負の感情を抱くのが嫉妬というわけです。
さて、この嫉妬という感情はキリスト教においては七つの大罪のひとつとして数えられています。
七つの大罪とは人間がその感情のために罪を犯す可能性のある7つの欲望や感情のことです。
takumi
具体的には傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰を指します。
単語としては少し小難しいものもありますが、なんとなく漢字からどんな欲望を指しているのかは想像がつきそうですね。
さて、筆者は以前嫉妬に悩む方の質問に答えたさいに七つの大罪を例に出して嫉妬の正体について考えたことがあります。
嫉妬はキリスト教では「七つの罪源」のひとつと考えられていて、人間が当然に持っている想いが強く現れたものです。この罪源には他にも暴食とか憤怒とか怠惰とかがあります。強烈に嫉妬心を抱くかどうかは人によるのかもしれませんが、食欲を抱かない、怒らない、楽をしたいと全く思わない人がいないように、まったく嫉妬しない人はこの世にはほとんどいません。
noteより
つまり、誰もが食欲や怒りや怠けといった欲望を持っているように、嫉妬もまた当たり前のように全ての人に備わっているものだということです。
嫉妬というとなんだか気持ちの悪い、得体の知れない感情のように感じる方も多いですよね。
けれど言い換えてしまえば「お腹減った」とか「なんかムカつくな!」とか「ちょっとめんどくさいな」といった感情の仲間だというわけです。
takumi
好きなんだから嫉妬するのは当たり前

嫉妬は当然のように人間に備わった気持ちのひとつなのです。
そうなると、好きな人に対して嫉妬する気持ちが生まれてしまうのはごく当たり前のこと。
takumi
僕も嫉妬心は大いに持っている自覚がありますし、あなたの周りにいる方やあるいはインフルエンサーで嫉妬なんてみじんも持っていなさそうな方でも必ず持っているものです。ですから、「嫉妬なんてしたくない…」と悩む人って多いと思うんですが、嫉妬はして当たり前のものだという考え方にまずは変えましょう。
noteより
嫉妬について悩む方の話を聞いていると「嫉妬したくない」という気持ちが強く感じられます。
けれど前提として嫉妬をゼロにすることは難しいことです。
というよりも嫉妬をゼロにする必要はないし、ゼロになったらそれは相手に興味を失ったことを意味するんだと思うですね。
大切なのは嫉妬をなくすことでなくコントロールすること。
お腹が減ったから際限なく好きなものを食べるのでなく、栄養や価格を考えて食べるように。
嫉妬とうまく付き合っていくことが嫉妬に身をさいなまれない唯一の方法なんですね。
嫉妬しない考え方と方法

できる限り嫉妬心を小さくし、嫉妬によってイライラすることもなくなれば本人的には「嫉妬しなくなった」と思えそうですよね。
ではどうやって嫉妬と向き合っていくのがよいのか。
嫉妬との向き合い方のポイントを筆者なりに挙げていきます。
人を信頼することを学ぶ
自分が愛する人には常に自分だけを見ていて欲しい。
そんな風に思う気持ちが、他の誰かについて想うお相手に対して嫉妬心を育ててしまうのでしょう。
しかしそれは裏返せばあなたの好きな人に対しての信頼が足りないことも意味しています。
takumi
けれど相手を信頼する気持ちがあれば嫉妬は大きくなることはありません。
けれど相手を信頼する気持ちがあれば嫉妬は大きくなることはありません。
逆に言えば嫉妬をコントロールできない人はパートナーを信頼する、しようとする気持ちがない人ともいえるのではないでしょうか?
嫉妬は自分だけでなく相手を傷つける欲望だと知る
「これだけ好きなんだから嫉妬して当たり前だ」
「さんざん嫉妬して相手を困らせてやれ」
嫉妬に振り回されている人はどこかに相手に対する当てつけのような気持ちを持っていませんか?
人が抱える欲望は基本的には自分自身で自分の気持ちを満たすためのものです。
しかし嫉妬は時として相手に負の感情を負わせることを目的とすることがあります。
憤怒や暴食や怠惰は基本的に行き過ぎると自分を傷つける欲望です。怒りはたしかに他人に向いてはいますが、怒りを鎮める時って相手が損するというより自分や周囲の人が損するからセーブすることが多いと思うんですよね。でも嫉妬は「相手を困らせてやりたい」「相手に振り向いてもらいたい」という他人からのレスポンスを期待するという本質があります。
noteより
つまり相手を傷つけたいとか困らせたいという気持ちがあるということです。
この気持ちがあるといくら自分で「嫉妬している自分嫌だなぁ」と思っても、本当の目的は相手にダメージを与えることなので実際にやめようとは思えません。
だから嫉妬をおさえるためには、嫉妬という感情は自分だけでなく相手も含めて攻撃するものだと理解することが必要なんです。
takumi
嫉妬心を相手に伝える
嫉妬は誰しもが持ちうる感情なので、素直に相手に「嫉妬してしまう」ということを打ち明けるのもアリだと思います。
takumi
けれど、それが仮に負の感情でも真剣にパートナーの持つ気持ちと向き合えないような人とでは今後もうまくやっていける可能性は低いですよね。
また、そもそもあなたが嫉妬心を強く持ってしまうのはパートナーが原因ということもありえます。
takumi
明らかに相手に問題がある場合はその気持ちを正直に相手に伝え、誠実に対応してもらえない場合は注意することも必要かもしれませんね。
takumi
心から嫉妬したくないと思っていますか?

「嫉妬をしたくない」と思っている方は心の底から嫉妬をしたくないと思っているのでしょうか?
本当に望んでいるのは「自分が嫉妬で苦しまない」ことであって「嫉妬によって相手にダメージを与えること」まではやめたいと思っていなかったりしませんか?
takumi
「嫉妬はつらい」「嫉妬なんてしたくない」と考える反面で「常にそばにいて欲しい」「他の異性と一緒にいて欲しくない」という嫉妬の根本を成している気持ちを大切に育んでいます。
これでは嫉妬をおさえることは難しいでしょう。
嫉妬をコントロールするには同時に自分自身が持っている相手に依存する気持ちや独占しようとする気持ちと折り合いをつける必要があります。
takumi
それは別に相手に対して無関心になれ、ということではありません。
先にも話しているように好きな人に嫉妬するのは当たり前ですし、多かれ少なかれ独占欲みたいなものを持っています。
けれどその気持ちかせ大きくなればなるほど同時に嫉妬も大きくなる。
逆にそうした気持ちが小さくなれば嫉妬も小さくなる。
その原理を理解していれば、嫉妬を抑えたいのなら相手に対する感情をコントロールするのが一番だということが分かるはずです。
takumi
嫉妬しなくなる方法…苦しいならまずは正体を知れのまとめ
嫉妬に悩む人はどうしても嫉妬そのものを何とかしようとやっきになる人が多いです。
けれど本当に大切なのは嫉妬を抱く原因になっている好きな人や恋人に対する想いそのものをコントロールすることなんですね。
それができなければいくら「嫉妬なんてしちゃダメだ」と思っていても意味がありません。
嫉妬は人間である以上は誰しもが持っている感情。
けれど、やはり自分も他人も傷つけてしまうことがある以上はあまり大きく育ってしまうことはよい事ではありません。
自分なりに嫉妬との折り合いのつけ方を学んでいかないと恋愛でもなんでも必ず痛い目をみることになってしまうでしょう。
takumi