こんにちは。バーテンダーのtakumiです。
女性のお客様
このように昔付き合っていた恋人が結婚したという話を聞いて心がザワついてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか?
「ちょっとモヤモヤする」程度ならまだしも、明らかな悔しさや悲しさといった感情にむしばまれ、精神的にまいってしまう人もいるかもしれません。
takumi
叶わなかった恋や別れた未練を引きずっているならまだしも、元彼はそれこそ結婚してしまったわけですから考えたところでどうしようもありません。
恋愛にまつわるモヤモヤのなかでこれほど未来に可能性のない後ろ向きなモヤモヤってじつはないんじゃないでしょうか?
だからこそ元彼が結婚した話を聞いても、そのことで思い悩むのは絶対にオススメできません。
この記事ではそもそもどうして元彼の結婚話にショックを受けるのか、その心理を自分自身に問い直して明らかにすると同時にその気持ちをいかに前向きに活かしていくかを考えていきましょう。
takumi
目次
元彼の結婚にモヤモヤしてしまうのはなぜ?

takumi
「元彼が結婚した」という話を直接なのか、あるいは風の噂なのか耳にしてしまうことはよくあることです。
それに対して「そうなんだ!おめでたいな!」と感じることもあれば「そうなんだ・・・なんかモヤモヤするな」と思うこともあるでしょう。
あるいは「悔しい」とか「なんで!」とか「もう立ち直れない」と明らかにネガティブな感情を抱いてしまうこともあるかもしれません。
いったいそうしたネガティブな感情はどこからやってくるのでしょうか。
なんでモヤモヤするのか?なんでそんな風にネガティブに考えてしまうのか?
それが自分でも説明できないという人はまず一度自分自身の気持ちとしっかりと向き合ってみましょう。
takumi
どこかに未練があったから立ち直れない
一番わかりやすい原因はその元彼に未練がある場合です。
あからさまに気持ちをひきずっていた場合はもちろんですが、元彼が結婚することで改めて彼に残っていた気持ちを自覚するということもあるでしょう。
結婚するということは万が一にもまた関係が戻るようなことはありません。
ヨリを戻そうとか具体的なことは考えていなくても、どこかでその可能性を1%でも期待していた自分に気づいて絶望することはじゅうぶんありえることです。
takumi
特にその元彼が自分のなかで素敵な人であったのであればあるほど、納得して別れたつもりでもどこかでは「また巡り合う可能性はある」と思っていたりするものです。
別れてから別の男性と付き合ってもどこか元彼と比べてしまったり、次の恋愛をする気力が湧かないという傾向がある人は特に要注意。
女性のお客様
takumi
もっといえば、あなたがすでに別の人と結婚していたり恋人がいるのにも関わらずこういう気持ちを感じることもあるかもしれません。
takumi
元彼だけ幸せになるのが悔しい
また別のパターンで自分はまだ結婚していない場合、元彼に対する対抗意識みたいなものから「元彼だけが結婚して幸せになるのはなんとなく気に食わない!悔しい!」という気持ちが沸き上がることも。
どんな経緯であれ一度は想い合って別れた仲。
takumi
それが円満に別れた場合なら単純に敗北感で済むかもしれませんが、喧嘩別れした場合なら「なんであんな男が私より先に結婚できるの!」と悔しい想いも加わってより複雑な気持ちになるでしょう。
「元彼だけ幸せになるなんておかしい」
冷静に考えればふたりが同時に別々の人と結婚することはあり得ないわけですから、どちらかが先に結婚するのは当たり前。
takumi
特に付き合っていたときに「俺は結婚とか考えてないから」とか「結婚したくないんだよね」と言っていた場合は悔しさも一層大きいでしょうね。
女性のお客様
なんとなくお互いが独身であることに安心していた
特別に悔しいとか悲しいという気持ちがあるわけじゃないのに元彼の結婚に対してモヤモヤする・・・。
それは元彼に対して一種のシンパシーを持っていたからなのかもしれません。
一度は深い仲であった元彼という存在。
なんとなく彼が結婚しないうちは自分にいい出会いがなくても許される気がしていたし、そうでなくてもいざとなったらまたヨリを戻すという選択肢もなくはないかも・・・。
takumi
具体的にヨリを戻す予定があったわけでもないけれど「元彼もまだ独身だから・・・」となんとなく自らの重い腰をあげない理由のひとつになっていたのかもしれませんよ。
そのモヤモヤは本当に元彼の結婚に対してのものだけなのか?

以前、noteの「コトバー・サウダーデ」という企画にこんな相談が寄せられました。
元カノと復縁したいから別れてしいと言われ、本当に辛かったですがお別れしました。それから3か月も経ち、私は自分磨きをしたり新しいことを始めたりと自分の機嫌をうまくとりながら、ようやく吹っ切れたかなという頃、その彼が結婚したという話を聞きました。(中略)復縁して3か月で結婚って早くないか?とか、自分の都合のいいように元カノと私を行ったり来たりして、彼だけ幸せになるなんておかしくないか?とかいろいろ考えてしまいます。
note「一方的に別れを切り出された彼が元カノとヨリを戻してすぐ結婚したことにモヤモヤする」
takumi
まず大前提として、元恋人・・・それも完全に吹っ切れたわけではなかったり別れ方が納得がいかないものであったり、そんな相手が結婚したことを聞いたときに素直に喜べない複雑な気持ちを持つのは人として当たり前です。
けれどそのモヤモヤが数日経ってもスッキリしない、引きずってしまうというのは別に原因があるんじゃないかと。
少し考え方を変えてみましょう。もしあなたがこの三か月の間に、あるいはこれが半年や1年だと考えてもらっても構いませんが、恋人ができていたとします。その男性はとても素敵な方で、フラれた彼と同じくらいあなたにときめきや安心を与えてくれる方だとしましょう。付き合って三か月の記念日にはプロポーズともまではいかないけれど、将来のことを真剣に考えているような話もされました。あなたはまさに幸せを実感しています。さて、このような状況だったらあなたは元恋人である彼が結婚する話を聞いて同じように「ちょっと許せないんだけど」と思ったでしょうか?
note「一方的に別れを切り出された彼が元カノとヨリを戻してすぐ結婚したことにモヤモヤする」
元彼が結婚する話を聞いたとしても、その時あなたがいまの自分自身に納得していたら?
たしかに複雑な心境にはなるかもしれませんが、そのモヤモヤをひっぱるようなことはないはずです。
だって元彼が幸せになるかどうか、そんなことを差し置いてもあなたは今の自分に満足していて幸せを実感しているから。
逆に言えば元彼の結婚が納得いかない、悔しい、なぜだか辛いという人はいまのあなた自身が好きになれない状態だとも考えられます。
「彼だけ幸せになって私が幸せじゃないのはなぜなのか?」「元カノにあって私にないものはなんなのか?」「どうして彼は私を選んでくれなかったのか」それはあなた自身に対する憤りなのではないでしょうか?
note「一方的に別れを切り出された彼が元カノとヨリを戻してすぐ結婚したことにモヤモヤする」
厳しい言い方をするのであれば、それは元彼の結婚を言い訳にしていまの自分から逃げている状態です。
「あのとき彼がきちんと私と向き合ってくれていたら今の私は幸せだったのに」
そんな考えが元彼の結婚に納得いかない、モヤモヤさせる一因になっているのかもしれません。
takumi
もしも元彼の結婚へのモヤモヤの本当の理由があなた自身にあるとしたら。
それはあなた自身が変わることでしか断ち切れない思いなのではないでしょうか?
元彼の結婚に対する想いを断ち切る方法

昔好きだったけどうまくいかなかった人に子供が生まれました。(中略)失礼な話ですが、自分より相手が幸せになることにショックを感じました。一方、私も今年お付き合いしている人と入籍する予定でこれから進む未来に楽しみを感じています。それなのに終わったことを今でも気にして、もっと楽に過ごせ、前を向ける考え方はありますか。
note「過去にとらわれてエネルギーを消費してしまう」
こちらもまた「コトバー・サウダーデ」という企画に寄せられた質問です。
質問者さんは昔好きだった男性(このときは元彼とは断定していませんでしたので、片思いの相手だったこともありえますが)が結婚して子供を産み、幸せになっていく姿を見てショックを感じたそうです。
しかも彼女は今お付き合いしている男性がいて、その方と結婚間近というところまできています。
いったいどうしてこのような状況で「自分より相手が幸せ」というふうな考えになってしまうのでしょうか?
takumi
あなたの場合はまだその辺りの整理ができていないんじゃないかなと思うんです。昔好きだった彼が自分とは違う人と今とても幸せそうにしている事実。自分が新しい彼と将来を歩むことを決意しようとしている事実。果たして今の彼は昔好きだったあの人を超える幸せを感じさせてくれるのだろうかという不安。いろいろな感情がせめぎ合っているんじゃないかな、と。
note「過去にとらわれてエネルギーを消費してしまう」
人間どんなに恵まれていても、そのときの自分を認めてあげられなければ本当の意味で幸福にはなれません。
たしかに元彼と過ごした時間もまた特別な時間だったかもしれないけれど、彼が結婚した事実はいまのあなたとはまったくの無関係です。
takumi
あるとしたらそれは自分自身で「今の自分は幸せじゃない」と思っているからです。
だから元彼という存在が結婚したことにショックを受けて「ほら!やっぱり私は幸せじゃない!元彼(でさえ)も結婚しちゃうし!」と自分の不幸を改めて確認しようしているのです。
過去を振り返ることはいつでもできます。まず今は目の前の彼と向き合ってもっと幸せになるための選択を積み重ねていくしかないのではないでしょうか。そうやってがむしゃらに進んでいくうちに、振り返ってみたら昔好きだった人を見ても「あぁ、昔好きだったなぁ」っていうちょっと甘酸っぱい思い出くらいに変わっているものだと思いますよ。
note「過去にとらわれてエネルギーを消費してしまう」
けれど、いまのあなたは本当にそんなに不幸でしょうか?
もしかしたら元彼と別れてから良い事なんて何一つなかった人もいるかもしれません。
それでもたいていの人はあなた自身が思っているよりもあなたの状況は悪くなかったりするものなのです。
takumi
大切なのはいまの自分を悲観的に捉えないことです。
いまの自分というのは過去の自分が選択したことの積み重ねであり、自分が幸せになるためにその選択は間違いではなかったと信じることです。
takumi
そう思えれば元彼が結婚したことがあなたにとって何の関係もない、強いて言えば昔ちょこっと関係のあった人のおめでたいニュースとして捉えることができるはず。
元彼が結婚したと聞いて悔しかったり立ち直れないほどつらいのはなぜ?のまとめ
元彼が結婚したニュースを素直に受け入れられないのは未練があるとか、親しくしていた元彼が先に結婚したのがつらいとか、あるいはあんな男が結婚できるなんてありえないという想いがあるかもしれません。
takumi
もしそういう気持ちがあったとしても、そのときあなた自身がいまのあなたに納得して幸せを実感している状態なら、正直元彼の結婚なんて「あ、おめでとう(ちょっと複雑な気持ちだけどおめでたいよね)」で済むはずなんです。
takumi
もし元彼の結婚話を聞いて悩んでいる人はいちど自分自身のことに目を向けてみてください。
あなたはいまの自分に納得していますか?
どこかで「私はいま幸せじゃない(なのに元彼だけ幸せになるのはずるい)」という想いがあるんじゃないでしょうか?
takumi
ぜひそのモヤモヤを客観的にながめ、その悩みがいかに今のあなたにとってもったいないことなのかを理解し、前進む足掛かりのにして欲しいと思います。