結婚しないことを選ぶ人も増えているといわれてる昨今。
それでも結婚したいと望んでいる人のほうが圧倒的に多いはずです。
しかしじっさいにそう願って結婚した人のなかには結婚後悔症候群と呼ばれる状態に陥る人が近年とても増えているそうです。
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果たして、なぜいま結婚後悔症候群になる人が増えているのか?
筆者の働くバーにいらっしゃるお客様から伺ったお話なども交えながら、結婚後悔症候群とはなんなのか、そしてどう立ち向かったらいいのかを考えていきましょう。
目次
結婚後悔症候群とは?

結婚後悔症候群とはその名の通り結婚したはいいけれど、結婚したことを後悔している、もしくは後悔し始めている状態のことです。
結婚してすぐになってしまう人もいれば、ある程度夫婦生活を続けてから陥る人もおり、その想いの重さも人それぞれです。
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この考えはだいたい以下のようにして深刻化していきます。
この辺りまでは円満な夫婦生活でも比較的共通している。
この辺りから後悔の形がハッキリと現れるのが結婚後悔症候群の特徴。
そう、結婚後悔症候群とは難しい言葉を使っていますが、文字通り結婚を後悔して最終的には離婚に至るまでのプロセスなのです。
結婚が理想と異なるものだと実感する、パートナーへの好き度が結婚当初ほど強いものではなくなる・・・ある意味の慣れというのは結婚生活においては誰にでもあるもののように思います。
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しかしそこに後悔が明確に混じってくると夫婦生活はいい方向へ進みません。
このように結婚生活がステップアップしていく過程で安心や心地よさよりも後悔が強く出てくる状態が結婚後悔症候群と呼べる状態なのです。
どうして結婚後悔症候群にかかってしまうのか

結婚後悔症候群は結婚に関するあらゆる不平・不満が積もって起こるものです。
人によってどこまで許容できるかは違いますし、複数の要因が重ねっていくケースがほとんどだと思います。
一般的には以下のようなことが結婚を後悔へ導いてしまうのではないでしょうか。
- 浮気された
- 相手の家族とうまくやれていない
- 家計が苦しい
- 育児の負担が大きい
- 一人の時間が欲しい
- セックスレス
- 生活態度の不一致
- 理解できない価値観があった
浮気されていた
結婚を後悔する最も大きな要因のひとつでしょう。
なぜこんな不義理な相手と結婚してしまったのか・・・と後悔してもおかしくないはずです。
場合によっては1発で家庭を崩壊させるきっかけになるものですね。
相手の家族とうまくやれていない
意外に多い理由のひとつ。
近年では核家族化が進んだので旦那さんのご両親と同居するケースはかなり減っていると思います。
そうはいっても結婚した以上は家族。
定期的に顔を出したり連絡をとる必要が出てきます。
そうしたときに折り合いの悪い関係になってしまうと結婚を後悔してしまうこともあるでしょう。
家計が苦しい
基本的には結婚前から分かっていることだとは思います。
しかし結婚後に収入が減ってしまうケースもあるでしょうし、いざ結婚してみたら想像以上に生活が苦しかったということもあるでしょう。
経済的な要因は結婚生活を後悔するのにじゅうぶんな理由です。
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育児の負担が大きい
子供がいる場合、どちらか一方に育児の負担がのしかかって辛い思いをすることもあります。
特に共働きじゃないとやっていけない家庭が多いなかで、幼い子供のいる女性の負担はとても大きいものになってしまいます。
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一人の時間が欲しい
結婚すると日中は仕事、夜は家族のいる家で過ごすため、基本的に一人だけの時間というのはほとんどなくなります。
特に一人暮らし歴が長かった人は一人の時間に慣れてしまっていて、他人とずっと一緒にいる生活が耐えられなくなってしまっている人がいます。
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こうした状態の人は結婚していることを後悔することもあるでしょう。
セックスレス
夫婦にとって夜の営みはとても重要な要素です。
お互いがそんなにしたくない、という夫婦であればそれでいいのですが、性欲はお互いがべつべつに持っているもので完璧に一致するケースは少ないと思います。
そうなるとどちらか一方が我慢する状況が出てきて、結婚してなければ自由に遊べるのに!と思うかもしれません。

生活態度の不一致
結婚して何年も一緒に生活していると、カップル時代や同棲時代には見えてこなかった細かな生活態度の違いが目につきます。
靴下を裏返したまま洗濯機に入れるとか、トイレの便座が開けっ放しとか、洗濯物の畳み方が汚いとか・・・そうした細かい部分に嫌気がさして相手が嫌になることも多いのではないでしょうか。
理解できない価値観があった
ここまで挙げてきたもの以外にも結婚前には気づかなかった相手の価値観で理解できないものがあったということもあるかもしれません。
たとえば細かな金銭感覚なんかは意外と結婚してみないとわからない部分でもあるので、結婚してみて無駄遣いが多かったり、ケチすぎでストレスがたまることが後悔につながることもありますよね。
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価値観というのは他人と完全に一致させることが不可能に近いので、結婚生活は基本的に妥協の連続です。
しかしあまりにもすれ違いが多すぎるとストレスがたまり、結婚後悔症候群の段階が進んでいってしまうのです。
結婚後悔症候群になりやすい人

多くの夫婦は多少の後悔をすることはあったとしても結婚生活を続けています。
そんななかで本格的に結婚を後悔する人にみられる共通の特徴があるのです。
いったいどういう人が結婚後悔症候群になりやすいのでしょうか?
結婚に夢を見ていた人
結婚すればどんなに素敵な生活が待っているんだろう!
そんな風に結婚に夢を見ている人は理想と現実のギャップに耐えかねて結婚後悔症候群を発症しやすい傾向にあります。
結婚なんて紙切れ一枚の契約くらいに軽く考えている方が案外円満な夫婦生活を送れるのかもしれません。
早いうちに結婚した人
10代後半や20代前半で結婚した人や周りが結婚しているから、という理由で急いで結婚した人は結婚相手をゆっくり選んでいないことが多いのであとあと後悔してしまうということも。
若いうちは経験不足でそもそもの人を見る目が育っていないことがあるため、後悔する可能性は高くなります。
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人に流されやすい人
世の中の価値観はどんどん多様化しています。
結婚や夫婦に対する考え方をも昔のように女性が男性のところへお嫁にって専業主婦になって~というような形だけでなく、さまざまな在り方が肯定されるようになりました。
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お互いがお互いの価値観を尊重して認めることさえできればどんな夫婦でも成立するように見えますが、まだまだそれは一部の夫婦のみの話。
そうした目立った生き方の夫婦のあり方に触発されて自分もこんな結婚が出来たらな・・・と羨ましがってしまうような流されやすい人は結婚を後悔しやすい傾向にあります。
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自己中心的な性格の人
自己中な方は根本的に結婚というものに向いていません。
結婚相手がそこまで踏まえてフォローしてくれるような包容力の高い方であればいいのかもしれませんが、それでも相手も人間ですから至らない点もあるはず。
最低限そうした相手の欠点を認めてあげられる寛容さがないと結婚はうまくいかない確率が高いのです。
自己中な人は結婚を後悔してしまうし、相手にも後悔させてしまうでしょう。
飽きっぽく常に刺激を求める人
なにごとも飽きっぽいと長く続けていくことは難しいもの。
しかし結婚は基本的に一生モノなので飽きっぽい人には耐えがたい部分もあるかもしれません。
このタイプの人は結婚を後悔するかどうかは置いておいてもついつい浮気をしたりしてしまいがちですね。
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結婚後悔症候群をどうやって乗り越える?

結婚への後悔というのは一度生まれてしまうとなかなか消えることはありません。
結婚後悔症候群はいわば進行性の不治の病のようなもので、一生付き合っていかなければならないものだと思います。
ですから基本的には結婚後悔症候群が次の段階へ進んでしまわないように、違和感を覚えたところはその都度話し合って解決していきましょう。
とはいえ、結婚後悔症候群が進む過程でDV(家庭内暴力)が起きたとか、モラルハラスメントで精神的に追いつめられているというようなことが起きた場合は相手の人間性にも問題がありますから、離婚を考えることも必要かもしれません。
takumi
結婚していてもあくまで他人。
困った時は支えあうのが夫婦ですが、日常的に相手になにかを求めすぎると関係性は悪くなってしまうのかもしれませんね。
結婚後悔症候群の人が増えている?のまとめ
本記事では結婚後悔症候群に悩まされる人が増えている・・・ということについて考えてきました。
これを読んでいる皆さんが結婚後悔症候群をどれくらい進行させてしまっているのかによっても対処法は変わってくると思います。
ただもし本当に辛い思いをしているのだとしたらどうか無理はなさらず、パートナーと距離をとって考えをまとめる時間を作ってもいいのかもしれません。
takumi
ぜひいろいろな選択肢を考えて、ご自身や家族がいちばん幸せに、楽しく生きていける方法を模索していきましょう。
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