バーというとただお酒を楽しむだけでなく、ふだん関わることのないさまざまな人と出会える場としても魅力的な空間です。
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いっぽうで飲食店のジャンルのなかではいまいちよくわからない形態のお店でもあり、異性との出会いやナンパスポットとして認識している方も一定数いらっしゃると思います。
そこで本記事では西麻布や六本木などの色っぽいエリアのバーでも働いたことのある現役バーテンダーがバーでのナンパや出会いについて解説します。
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まず、はじめに申し上げておきますと正直バーでナンパしたり出会いを求めるくらいならマッチングアプリや出会い系サイトを利用したほうが絶対に得です。
これは出会いを求めるあなたにとっても、店員にとっても、出会う相手にとっても言えることだと思います。
それを念頭に置いたうえでこれからの話を聞いてください。
目次
バーはナンパや出会いに適しているのか?
バーで出会いがないのか?といわれるとそれは嘘になります。
たしかに筆者の今まで接客したお客様の中にも、バーで出会ってお付き合いに発展した方、結婚された方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、確率論でいうとバーで出会いがうまくいく可能性はかなり低いです。
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つまり結果的に長い期間のなかでバーで知り合った人とお付き合いしてるだけであって、出会いを目的にきてその場で・・・というのはほとんどありません。
ネットでも「バーでナンパに成功した体験談!」などがよく流れていますが、あれは全くアテになりませんね。
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結論をいえばバーは出会うことそのものを目的にして行くのには適していないスポットだといえるでしょう。
バーでナンパや出会いを求めるのをおすすめしない理由

出会いがないわけではないのに、どうしてバーはナンパや出会いを求めるのに適していないといえるのでしようか?
それはバーというお店の性質に深く関係しているんです。
バーにも色々ある
居酒屋でも頑固な大将がやってる老舗、個室中心の高級店、ナンパもできる横丁的な雰囲気のお店といろいろあるように、バーもスタイルはさまざまです。
一般的に日本でバーとして親しまれているお店は以下のような特徴があります。
基本的にバーはおいしいお酒と雰囲気のいい空間を提供して楽しんでもらう事を目的としています。
バーテンダーやお客様同士の会話はそのオマケのようなものなので、必ずしも必要とされるものではないんですよね。
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これはお店のコンセプトにもよるのですが、少なくともいきなりナンパや出会い目的でほかの女性に話しかける人を歓迎するバーはありません。
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ひとことでいってバーというジャンルのお店はめんどくさいんです(いい意味で言ってますよ)。
空気を読んでそのお店の雰囲気に合わせる、つまり郷に入っては郷に従うということができない人はバーのお客さんとして認められないケースも多いのです。
お店の人から注意されやすい
異性だけを目当てに来るお客様はお店の雰囲気にそぐわないことも多いので、スタッフのバーテンダーに嫌われてしまうケースも少なくありません。
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また、こういうお客さんは必然的にテンションが高く声がうるさい傾向にあるので「静かにしてください」などと注意するケースも多いんです。
少なくとも比較的静かなタイプのバーであれば、出会いやナンパを目的にすることは好まれないということを覚えておきましょう。
「あの子に1杯」「隣いいですか?」はご法度?
ドラマなどのイメージなのか、バーで気になる女性に1杯おごったり、隣の席に座ることが許されると思っている人は多いです。
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なぜならトラブルのもとになりかねませんし、そもそも女性がこれ以上飲みたいかどうかもわからないからです。
少なくとも筆者がいままで働いてきたお店のほとんどは、はじめて来店されていきなり異性におごろうとするのはご遠慮いただいていました。
もちろん、自然と話がはずんて気が合うとわかったうえでおごったり席を移動するのは許されることもあります。
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もしもよほど一目ぼれしたなどでお近づきになりたい異性がいたとしたら、まずは僕らを通して3人で会話をするようにしましょう。
もしもあなたがきちんとした人で可能性があれば、誠意をみせることでバーテンダーも少し力を貸してくれる可能性もゼロではないかもしれません。
どうしてもバーでナンパや出会いを求めたい場合

バーで出会いやナンパをしたいという欲望が強い方はそれに適したお店をきちんとリサーチしてから攻めるようにしましょう。
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またさきほど紹介したバーで出会ったカップルはどうして出会いづらいはずのバーで誕生したのか、という点についてもこちらの項目を読んでいただければわかると思います。
ナンパや出会いをコンセプトにしたバーを探す
そもそも大前提として大切なのは、バーで出会いやナンパを求めるのであればそれが許されるバーに行きましょうということです。
世の中にはコンセプトバーというものがあって、出会いを目的にしたバーなども存在します。
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一般的にいわれているバーのように、カウンターがはって椅子に座って・・・みたいなタイプのバーではこういった行為は禁止されている可能性が高いです。
ぜひ失敗しないためにもお店選びは大切にしましょう。
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何度もお店に通って常連さんになる
どうしてもバーで出会いを求めるのであれば、とにかくお店に通ってスタッフの方と顔なじみになることは必須条件です。
いろいろな話をしてスタッフの方と打ち解けていけば、あなたに合いそうな人を紹介してくれることもあるかもしれません。
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僕らは常連様を大切にしなければならない商売なので、きちんとした方であればそういったプライベートに関わることで手助けしてくれるバーテンダーさんもいます(もちろんそれを許さない方もいます)。
ただいずれにせよ自分かまともな人であることを証明していかなければならないので、ただ出会いを求めるだけで考えると効率は悪いですけどね。
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声をかけるときは責任をとるつもりで
バーで知り合って付き合い始めたカップルは意外なほどに結婚までたどり着くケースが多いです。
もともと同じバーに通っていたというだけでお酒好きであることは間違いないですし、好きな雰囲気も似通っているのかもしれません。
このようにバーでの出会いはワンナイトを狙いに行くようなタイプのものではなく、どちらかという真剣交際に発展していくものが多いんです。
もしあなたが真剣にお酒を一緒に楽しめる異性を探しているのであれば、あるいはアプリなどを使うより確実に気の合う異性と出会える可能性はあるかもしれません。
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バーでのナンパや出会いについてのまとめ
本記事ではバーテンダーがバーでのナンパや出会いについて解説してきました。
正直バーは出会いを求めていく場所ではありません。
結果的に出会いに繋がることはあっても、それを目的にいくのは出会いをコンセプトに掲げているバーだけにしましょう。
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そもそも最近ではマッチングアプリや出会い系サイトもかなり精度が高くなってきていますから、リアルで出会えるとされるスポットへ行くよりもそうしたものを利用したほうが効率がいいかなと思いますね。
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